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開催報告~筋力低下勉強会~

  • 2017年7月22日
  • 読了時間: 4分

本日は7月20日に行われた平日勉強会の報告です。

平日の夜遅くにもかかわらず、遠くは千葉や埼玉から参加していただいた方もいました。

参加していただいた皆様本当にありがとうございました。

今回は【筋力低下】というテーマで行いました。

皆さんは、臨床で筋力低下は問題点に挙がりますか?

その筋力低下は「なぜ」起こったのか考えていますか?

え?筋力低下に原因なんてあるの?加齢でしょ?運動不足でしょ?

と、思うセラピストもいるかと思います。

ではなぜ膝が痛い人は両脚で歩いているのに、片足だけ筋力が低下するのでしょうか。

なぜ同じ年齢の人でも筋力低下の部位が違ったりするのでしょうか。

結果には原因が必ずある因果の関係の様に、筋力低下という結果にも必ず原因が存在します。

その原因を常に考えていかないと無意味なアプローチになるばかりか、かえって悪化する可能性もある為、

リスク管理という意味でもきちんと筋力低下の原因を考える必要があります。

~筋力を構成する要素~

一言に筋力と言っても、様々な要素が複雑に関係して最終的に筋力として発揮されます。

その筋力を構成する要素には、大まかに分けて下の図の6つに分ける事が出来ます。

その為、筋力の評価としてMMT(徒手筋力検査法)を行い筋力が低下している⇒筋線維の断面面積を太くする為に筋力増強運動を行うというのは、6つの要素の中の1つの要素にしかアプローチ出来ておらず、そもそも筋断面面積が原因ではなかったら、筋繊維を太くする為の筋力増強運動のアプローチは意味がない事になります。

さて、セラピストなら臨床で筋力を評価する場合に真っ先に浮かぶのはMMT(徒手筋力検査法)だと思いますが、そもそもこのMMT(徒手筋力検査法)は一体何を評価しているのでしょうか?

実はMMT(徒手筋力検査法)は

筋肉を収縮させて発揮された「結果」だけをみている

のです。

先ほどの上記の図のように、本来筋力というのは6つの要素で筋力が構成されるのですが、MMTは最終的に発揮された「結果」しかわからないので、その各要素毎の評価は行えません。

なのにMMTの結果筋力低下⇒筋力増強運動の流れがいかに一部しか捉えられていないかがわかると思います。

これは、イメージで~雑誌に書いてあったから~女性はみんな花束をプレゼントすれば喜ぶという固定概念⇒花束をプレゼントするという端的な思考と同じではないでしょうか。

もちろん花束が好きな女性もいれば、ブランドのバックが好きな人もいるし、焼肉に連れていった方がいいかもしれませんし、そもそもそんな目に見える形より形に出来ないが欲しいかもしれませんよね。

当たり前ですが、パートナーがどんな物をどんな事を求めているかは人それぞれ違っていて、それを普段の雰囲気や言動から察知して考えますよね。

臨床も同じで、教科書ではない目の前の人が何を求めているのかを常に考えていく必要があります。

~応用的評価法~

ではどうやって原因を探していったらいいでしょうか?

それは

環境を変えて比較する事です。

例えば・・・・・

肩関節の外旋筋のMMTの結果が弱かった場合、セラピストが肩甲骨を固定して再度MMTを評価する。

もし固定して先ほどより筋力が上がっていれば、外旋筋の筋力低下の原因は肩甲骨の固定力がない事になります。

この評価方法は筋力に限った話ではなく

肩が挙がらない人がいた場合、座位と立位での肩の拳上を比較して、もし座位の方が拳上の角度があるならもしかしたら下肢に問題がある可能性が考えられます。

このように環境を変えて症状がどう変わったのかを確認し、環境が変わった事でどんな身体の構造や機能が変わったのかを後から解剖学・生理学・運動学の教科書から考えてみてください。

そしてその環境にもっていく事が治療の方向性になります。

これはほんの一例で、臨床でかなり応用がきく評価法なので是非試してみてください。

このように我々presents study gruopでは答えを提示する勉強会ではなく、考え方や考える能力を養う場です。

なので今すぐに明日の臨床の何かが変わるわけではありませんが

団体の理念である

『未来』の為に『今』何が出来るか

そんな、数年・数十年先の成長を見据えた勉強会にしていきたいと思います。

一人で考えるのが辛い・・・大変・・・・どうやって考えていいかわからない人がいたら是非一緒に!!


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