20170915
- 2017年9月15日
- 読了時間: 3分
昨日からPresents Study Group主催のコース【臨床展開コース】がスタートしました。
今回のコースには平日の夜にも関わらず、9名の方々にお集まり頂きました。
初回は総論ということで、臨床でどのように評価・治療を組み立てていくか?をテーマに養成校教育の問題点と、実際の臨床における評価の構成をお話しました。

養成校教育は基本的に「国家試験の合格」が目的になりますので、白黒ハッキリした「正解は〇〇」というものを教え込まれます。
変形性股関節症の方には中殿筋の筋力強化といった具合です。
このような教育ですから、セラピストは疾患ベースに捉える思考法が刷り込まれています。疾患から評価を抽出して、問題点と治療を決めるということです。
しかし臨床では本当にそれが求められるのでしょうか?
私たちセラピストは、患者さんがいることで成り立つ職業でもあります。つまり患者さんのHOPEに沿わない評価・治療はただの自己満足であり、そこに患者ーセラピスト間の関係性は成り立たないんですね。(急性期の場合など、患者さんのHOPEよりも疾患の評価を優先すべきケースはあります。)
もちろん慢性期でも疾患に対する病態の評価は必要です。
しかしそれはあくまでも「患者さんのHOPEを達成するためにそれを知る必要がある場合」においてです。
極論ですが、変形性股関節症の方のHOPEが「夜鼻が詰まって寝れないのをどうにかしたい」であった場合、股関節は検査も治療もする必要がない場合がほとんどですよね。
そのためセラピストとし私たちは「患者さんにとって自分はどんな存在なのか?」を自問自答し続けて、どの評価が必要でどんな治療を進めるべきかを考え続ける必要があるんですね。
もう一度言いますが、疾患に対する病態把握は多くの場合必要です。
しかしそれは目的ではなく手段としてです。
国家試験は合否を決めるのが目的であり、暗記ベースの日本の教育においてリハ職種の国家試験も同様の形態をとるわけです。
しかし人間は複雑な生命体であり、単純な還元主義的な考え方では捉えることができません。
長々と書きましたが、臨床展開コースでは「複雑な人間」を自分がどのように捉えるか?その解釈の幅を広げられるような、思考力を高めるコースになります。
受講生の皆様、半年間沢山悩み、沢山頭を使って思考力を鍛えていきましょう!!
思考力ともう1つ、複雑な人間をいかに捉えるか?に重要なのは「感性を高める」ことです。
むしろ感性と思考は相関しており、感性が高まるから思考する材料が増え、思考できるから感性の幅が広がるのです。
感性を高めるための触診感覚コースは9/30スタート!
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